『人文科学の一流的研究を目指す博士論文叢書』(4) 聞き返し発話の解釈に関する認知語用論的考察

ISBN: 978-4-905013-52-5 C0087

書 名: 『人文科学の一流的研究を目指す博士論文叢書』(4)

     聞き返し発話の解釈に関する認知語用論的考察

著 者: 梅木 俊輔(うめき しゅんすけ) 著

発 行: 2019年8月 初版第1刷発行

価 格: 2,000円+税

内 容:

 本書は、日本語・日本語習得研究博士論文シリーズ「人文科学の一流的研究を目指す博士論文叢書」の第4巻。

相手発話を聞き返すという日常的振る舞いも、そのことばを外国語として学ぶ者にとっては戸惑いの源となる。聞き返し発話の解釈は、言語的に記号化された意味の他、文脈に応じた意味を推論によって主体的に導かねばならない。本書は、コミュニケーションの推論モデルを説く認知語用論の枠組みを援用し、日本語の聞き返し発話を例に、母語話者の解釈で働く推論の仕組みを論証している。異文化間相互行為をめぐる参加者の戸惑いに指針を提示した一冊。


目 次:

第1章 聞き返し発話の諸問題

第2章 先行研究

第3章 予測的推論処理に関する言語理論的考察

第4章 母語話者の聞き返し発話使用

第5章 予測的推論処理と感動詞

第6章 推論における言語・パラ言語・非言語のインターフェイス

第7章 総合的考察:聞き返し発話のオンライン処理と推論操作の最適化

第8章 結論


著者紹介 :

梅木 俊輔(うめき しゅんすけ)

大阪府出身。独立行政法人国立高等専門学校機構仙台高等専門学校総合工学科助教。2015年、東北大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。東北大学文学部助教、国際医療福祉大学留学生別科/国際交流センター助教を経て、現職。



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