日中間の人物交流と異文化間コミュニケーション 一 衣 帯 水 宙号

ISBN: 978-4-905013-59-4 C0087

書 名: 日中間の人物交流と異文化間コミュニケーション

     一 衣 帯 水 宙号

編 者: 張麟声(ちょう りんせい)/ 大杉徹

発 行: 2019年12月

価 格: 1,000円+税

内 容: 1972年9月の「日中共同声明」のなかで、「日中両国は、一衣帯水の間にある隣国であり、長い伝統的友好の歴史を有する」と使われている。本書のタイトル『一衣帯水』はこの一文から名付けられた。

共同声明の精神を守り、エッセーというジャンルにより、歴史上ならびに現代の実生活において友好的に交流した実在の人、本当にあった話を紹介し、また、異文化間コミュニケーションというプロセスにおいて生じがちな考え方の相違や善意による誤解を解説していくことによって、おたがいの理解を深めていくことを主旨としている。本書を、日中両国の間で経済、貿易、文化交流活動に従事する方および相手国の言語と文化を学んでいる学生、さらにはより広い層の方々にも読んでいただきたいという思いから、両言語を左右の頁に対照とした形をとっている。

本書は前作宇号に続く第五巻である。

目 次 :

・父蘇歩青と日本

 ・堀田善衛の『漢奸』を読んで

 ・大城立裕の『カクテル・パーティー』を読んで

本号のエッセー3 本のうち、2 本が芥川賞受賞作品における中国人像を語る内容になっている。



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